子どもの食とからだ

子どもの「偏食」とどう付き合う ?〜幼児期編〜

2017.5.8

広島県栄養士会会員 管理栄養士:近藤フミエ

幼児期の食事の大切さ

幼児期は、人の一生の中で、乳児期に次いで発達の盛んな時期です。 それだけに食事は、栄養・健康・社会性・しつけなど様々な面で、とても大切な役割があります。

  1. 発育のための栄養補給
  2. 歩行・走行など運動機能が急速に発達するので、それに合った食生活が必要
  3. 消化機能は発達途中なので、調理形態と調理法の工夫が必要
  4. 感染に対し抵抗力が弱いので、衛生面の配慮が必要
この時期は、「食べさせてもらう」から「自分で食べる」へ、食事行動が確立する時期、生涯を通じての「よい食生活」への出発点でもあります。
また、むら食い・遊び食い・偏食・食欲不振など、困った問題が発生する時期でもあります。
たくさんの食品や味との出合いが大切なので、好き嫌いなく食べさせたいのですが、無理強いは禁物。おいしい味との出合いができる雰囲気づくりが大切です。

頑張ってなおしたい偏食

  • にんじん・トマトなど、よく利用する食材が食べられない
  • 代用できにくい牛乳・乳製品などがキライ
  • 野菜、魚が全く食べられない


あまり心配はいらない偏食

  • たけのこ・三つ葉など、日頃あまり食べない食材が苦手
  • にんじんは苦手だけど、栄養的に似たかぼちゃなら食べられる

偏食の原因と、なおすための対策

子どもの好き嫌いには色々な原因が考えられますが、食生活の乱れなど、食をめぐる環境もそのひとつです。心当たりはありませんか?

  • 両親に好き嫌いはないか
  • 甘やかして、子どもの言うままに食べさせていないか
  • 好きだからと言って、毎日同じものを食べさせていないか
  • 盛り付けはきれいか、食卓の雰囲気はどうか
  • おやつの量との兼ね合いはどうか

そして、お母さん。思い当たることはありませんか?

  • 好きな料理だけ作っている
  • 熱心過ぎる…おかずは何にしようか、いつも悩んでしまう
  • 料理なんて嫌い
  • テレビに相手をさせる
  • 「お腹さえ満腹になればいいのよ」と、食事に無関心
  • 自信がない「こんなんでいいのかしら」

偏食をなおすための対策として、次のようなことが考えられます。
いろいろ試してみましょう。

  • 一緒に買い物に連れて行く
  • 庭やプランターなどで、パセリ、トマト、きゅうりなどの野菜を育てる
  • 食事の準備や後片付けを手伝わせる
  • 一緒に包装をはがしてみる…何が入っているのかな?
  • 「おなかすいたね」「ごはんま~だ?」「手伝って」「おいしいね」などの会話を心がける
  • 友だちと一緒に食べる

どんなに工夫しても、どんなに頑張っても、どうしても食べられないときは無理しないようにしましょう。
味に慣れれば、そのうち食べられるようになることもあります。
代わりに、栄養素が同じ他の食品を食べるようにしましょう。

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