子どもの食とからだ

おっぱいと食事

2017.7.25

JA尾道総合病院

私たちが日々生活していく上で大事な「食事」。
赤ちゃんにとっての食事は「母乳」です。

母乳は何からできている?

母乳が血液から作られていることはご存じでしたか?
乳腺にはたくさんの毛細血管があり、血液に溶けている栄養素が浸透して母乳になります。

母乳は毎回フルコース

1回の授乳中でも、出始めと終わりでは成分が変わります。
出始めは乳糖や水溶性のビタミンが多く、だんだんと脂質や脂溶性のビタミンの濃度が高くなってきます。
赤ちゃんはお乳を飲むことで、いわゆる前菜からメイン、デザートの「フルコース」を味わっているんですね。

お母さんの母乳はオーダーメイド

お母さんは、赤ちゃんに必要な栄養を母乳を介して与えます。
少し早く生まれた赤ちゃんには、その赤ちゃんに合った母乳を作ります。
赤ちゃんも、自分のお母さんの母乳の匂いと別のお母さんの母乳の匂いを区別できるそうです。

母乳と食事

授乳中でもお肉を食べたいし、甘い物が欲しい時もありますよね。
よく糖分や脂肪を摂るとお乳が詰まるという話を聞きますが、確証された研究結果はありません。
授乳中だからといって脂肪・糖分を過度に制限する必要はありませんが、摂り過ぎには注意してください。

水分摂取も大切

のどが渇いたら水分を摂る習慣をつけることで、母乳の産生を助けます。
ただし、清涼飲料水や果汁飲料は糖分を多く含むため、摂りすぎには注意してください。
食べ物・飲み物は、同じものだけでなく、いろんな食品をバランスよく摂ることが大切です。

母乳についてお話をしてきましたが、母乳育児を希望していても、赤ちゃんの体調やお母さんが服用されている薬の種類など、様々な事情から母乳育児ができない場合があります。
最近の人工乳(粉ミルク)は、赤ちゃんに必要な栄養素を満たすよう開発されています。
母乳をあげることだけがお母さんの役割ではありません。
お母さん、赤ちゃん、ご家族が健康に過ごせることが大切です。
お母さんが元気に育児できるように、また赤ちゃんが健やかに成長できるよう、ご家族も含めてバランスのよい食事を心がけてみてください。
JA尾道総合病院

参考引用文献
・よくわかる母乳育児 水野克己・水野紀子・瀬尾智子著 へるす出版
・baby+ 日本産婦人科学会監修

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