子どもの食とからだ

夏の食中毒に注意しよう

2017.9.25

JA広島総合病院

食中毒の主な原因は「細菌」と「ウイルス」です。細菌の多くは湿気を含むため、高温多湿の梅雨から夏の時期は細菌による食中毒が増えます。一方で、冬は低温や乾燥した環境でも長く生存するウイルスが原因となる食中毒が多く発生します。予防のポイントを知って、食中毒の予防に心がけましょう。

主な細菌とその症状

細菌の種類 原因となりやすい食品 主な症状
カンピロバクター 加熱処理のおこなわれていない肉 吐き気・腹痛・水のような下痢
初期症状は発熱・頭痛・筋肉痛・倦怠感
サルモネラ属菌 加熱処理のおこなわれていない食肉、卵など 食べてから半日~2日後くらいに激しい胃腸炎、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢
黄色ブドウ球菌 弁当、おにぎり、生菓子など
(自然界に広く分布し、健康な人から検出されることもある。調理者の手に傷などがあると食品を汚染する確率が高まる。)
汚染された食品を食べて3時間前後で吐き気、嘔吐、下痢など
これによってつくられた毒素は熱にも乾燥にも強い
腸管出血性大腸菌
(O157やO111など)
加熱処理のおこなわれていない肉 腹痛や水のような下痢、出血性の下痢

食中毒を予防する6つのポイント ~「つけない」「増やさない」「やっつける」~

①食品の購入

  • 肉・魚・野菜などの生鮮食品は新鮮なものを購入する。
  • 消費期限を確認する。
  • 肉や魚の水分が漏れないようにビニール袋などに分ける。
  • 購入後は寄り道をせずにすみやかに持ち帰り、冷蔵庫、冷凍庫に保管する。

②家庭での保存

  • 肉や魚はビニール袋や容器にいれて、冷蔵庫のなかの他の食品に肉汁や水分がかからないようにする。
  • 肉・魚・卵などを取り扱うときは、取り扱う前後に、石けん、流水での手洗いを十分におこなう。
  • 冷蔵庫・冷凍庫はつめすぎない。(冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下を保つ)

③下準備

  • 台所は片付けて清潔に、タオルやふきん類はこまめに乾いた清潔なものと交換する。
  • 作業の前は流水・石けんで手を洗う。
  • 野菜は流水できれいに洗い、生の肉や魚、卵をさわった後は丁寧に手を洗う。
  • 生の肉や魚を切った後の包丁やまな板を洗わずに、野菜や果物などの生で食べる食品や調理済みの食品を切らない。
  • 冷凍した食品の解凍は冷蔵庫内か電子レンジを利用し、調理台に放置したままの解凍するのは避ける。
  • 冷凍した食品は使う分だけ解凍し、冷凍と解凍を繰り返さない。
  • 調理に使った包丁やまな板は洗った後、熱湯消毒する。

④調理

  • 調理の前に流水・石けんで手を洗う。
  • 加熱して調理する食品は十分に加熱する。(中心部の温度が75度以上で1分間以上)
  • 生の肉や魚を扱う箸と、加熱後の肉や魚を扱う箸を分ける。

⑤食事

  • 食べる前に流水・石けんで手を洗う。
  • 清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつける。
  • 温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに食べる。
  • 料理は室温に長く放置しない。

⑥残った食品の取り扱い

  • 残った食品は早く冷えるように小分けにし、清潔な容器に保管する。
  • 食べるときには十分に加熱する。
  • ちょっとでも怪しいと思ったら食べずに捨てる。
  • 時間が経ちすぎたら、思い切って捨てる。

こどもやお年寄りなど抵抗力が弱い人や、過労や睡眠不足で体力が落ちている人は食中毒も重症になることもあります。食中毒予防のポイントをおさえながら、規則正しい生活をこころがけていきましょう!

食中毒かなと思ったら

嘔吐や下痢の症状は、原因物質を排除しようという体の防御反応です。医師の診断を受けずに、自己判断で市販の下痢止めなどの薬をむやみに服用しないようにし、早めに医師の診断を受けましょう。

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